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STANLEY

Author:STANLEY
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読書の記録

 読書の秋という事で、ここ一ヶ月、いろいろ本を読んだので一言感想を書く。学生のときはよく本を読んだものだが、ここ数年は数ヶ月に一冊という読書量であったことは、ちと反省。

1.雪国 川端康成
 非常に精錬された文章。が、読み終わって、結局だからなんなの?という感じがしなくもない。情景描写が美しく、これから文章を書く上で勉強にはなる。川端氏はノーベル文学賞受賞者らしい。どのあたりが、評価されたのだろう。

2.斜陽 太宰治
 太宰治は、わりと好きで、小学生のときに「人間失格」を読んでわくわくした記憶が残っている。とんでもない小学生だ。太宰治は、もう著作権が切れているので、インターネットの青空文庫でも、かなりの作品が無料で読める。斜陽は、川端氏の「雪国」とは打って変わって、随分平易な文章。それでも、心に残るかっこいい一文が多いのが、太宰の魅力。
「人間は恋と革命のために生まれてきた」
「とにかくね、生きているのだからね、インチキをやっているに違いないのさ。」

3.金閣寺 三島由紀夫
 戦後20年も経ってから、また戦争の真似事をやって、腹切って死んだ男の小説など読んでやるものか、と思っていたが、近頃は、文豪文豪と騒ぐ人間がかなりの数いるので買って読んでみた。たくさん批判してやるのだ、と読む前は息巻いていたが、読んでみたら、すごかった。さすが、である。きちんと伏線も張ってあるし、心理描写も情景描写にも感嘆した。三島氏の語彙力がおびただしい。

4.三四郎 夏目漱石
 所謂、日本の代表的な文豪。小さな頃、「我輩は猫である」「ぼっちゃん」、10代で「こころ」を読んだが、大人になって読めば、夏目文学にもまた何か新しい発見があるかと期待して読み始める。熊本から上京してきた23歳の青年・三四郎の物語。かなり読み進めるまで、物語がどういう方向に進展していくのかよくわからない。青春文学という分類になっているが、青春というほどの青春も甘酸っぱさも苦悩もない。一体、夏目は何を狙ってこの小説を書いたのか不思議。

 現在、アルベルト・カミュの「ペスト」を読み途中。同作家の「異邦人」が、かなりのお気に入りなので期待。考えてみれば、小さい頃は、ドフトエフスキーとかゲーテとかジャック・ロンドンとか外国文学ばかり読んでいて、日本文学に触れる事があまりなかった。これからは、もう少し積極的に読んでいこうと思う。

 最近、シカゴにも紀伊国屋がオープンした。様々な受賞歴で彩られた新人作家の小説で賑わっているけれど、思想のないエンターテイメント作品は読む気が起こらない。夏目漱石が小説をはじめて書いたのは、40ちかくなってからだった。菊池寛は25歳になるまで小説など書くな、と言った。たしかに、人生経験もなく、哲学も宗教も持たない若造が小説など書いても仕方ないのかもしれない。


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