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STANLEY

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司法への“吐き気”

 い冬が終わり、ようやく春の訪れを感じるようになったと思ったら、今日は雪が降った。天候は不安定で、稲妻と雪、小春日和が交互に顔を出すといった具合だ。
 この一週間、アメリカはとにかくボストンマラソン爆弾テロの話題一色だった。つい先週まで、話題をさらっていた北朝鮮の「無慈悲な」攻撃宣言もすっかり影を潜め、まるでシカゴの天候のように、恐怖、怒り、緊張、歓喜といった不安定な感情が日替わりで全米を駆け巡った。爆発の恐怖にはじまり、FBIによる容疑者特定まで分単位で進展があるので、ニュースを追うのにも骨が折れる。結局は、ロシア連邦チェチェン共和国出身の兄弟による犯行だったようだ。19歳の少年は、兄が射殺された後も逃亡を続けた。おかげでボストンのかなりの地域が閉鎖され、軍が出動し、熱センサーまで使って容疑者を捜索する始末だ。"It's Over(終わった)"。土曜の新聞は見出しで大きくそう取り上げた。
 凶悪な爆弾テロ犯が殺害・逮捕され、浮き立つ思いだと言いたいところだが、今回はそうでもない。ふたりを安易にイスラムに染まった「得体の知れないモンスター」扱いするメディアや、群衆には苛苛するし、正義を語る大統領には“吐き気”さえ覚える。それは、おそらくアメリカの司法への“吐き気”でもある。
 ついでに言うと、まだ何も終わっていない。容疑者の動機はいまだ不明な点が多いし、他に共犯者がいないと断定されているわけでもない。おそらく二人の動機は、ほとんどのアメリカ人には理解されないだろうが、中には共感する人も出てくるだろう。そして「私ならもっとうまくやれた」と考え、次のテロを模索する「一匹狼」がまた類似事件を繰り返すのだ。いずれにせよ、人は少なからず破壊願望を胸に秘めているものだ。彼らが行動を起こすのに必要なのは、少しのイデオロギーと怒りだけなのだろう。

CHICAGO APRIL

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