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STANLEY

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日本国旗を燃やす人々

 しばらく大人しくなっていたと思ったら、ふいに過激な盛り上がりをみせる。何が、そう国民を焚きつけるのか。尖閣・竹島・北方領土を巡る領土問題の話だ。

 そもそも私自身が中学生のときは、北方領土以外の領土問題など歴史の授業でも取り上げられる事はほとんどなかった。ただ自分の勉強不足だっただけかもしれないが、もともと島国ゆえに日本人には国境意識があまり高くないのはたしかだ。歴史を通じて国境を巡る争いを中国や韓国ほど経験していないからだ。ところが、なぜか今このタイミングで領土問題が加熱しはじめた。一部の日本人が言うように、弱体化し始めた日本の領土を周辺諸国がついに侵略し始めたのか。

 韓国について言えば、おおよそどこでも言われているように、政治的スキャンダルで失脚しかけた大統領が、愛国者ぶりを韓国民にアピールしているというのが、正しいようだ。李大統領の「天皇への謝罪要求」が日本を怒らせた、というような報道も見かけるのだが、本当のところどうなのだろう。いまどきの世代にとって、「天皇」を批判される事は、それほど我慢ならない事なのだろうか。歴史的に韓国は常に日中双方から領土侵略の憂き目にあってきたので、領土問題で敏感になるのは理解できる。せっせと日本国旗を燃やす韓国人を、横で日本人は白い目で見ているというのが、正確な表現に思う。

 中国政府のでかたは、もうすこし賢くて、国内の問題から国民の目をそらしたいときは、領土問題を取り上げ、そうでないときは、押さえ込むという分かりやすい方法をとっている。今回、尖閣に上陸したのは、香港の活動家らしい。香港というと、中国本土と異なり、報道の自由がある民主的・親日的な地というイメージがあるが、領土問題とそれは全く関係ないようだ。尖閣諸島は中国のものという意識は、10億を超す華人社会全体の共通認識なのだという。活動家をときに焚きつけ時に押さえ込んで、それでいてアメリカの出方を観察する、中国の悪賢さが垣間見れる。それでも、胡錦濤国家主席から習近平副主席への政権移譲があるこの時期に、中国もあまり問題を増やしたくはないはずだが・・・

 アメリカといえば、尖閣諸島はクリントン国務長官によれば一応「安保対象」らしい。かといって、それがただちに武力援助に結びつくわけでもないという曖昧な態度だ。当然、日本としてはそれでは困るわけで、中国に対しては、尖閣に武力行使しようものなら第3次世界大戦に発展するぞ、という脅しを日本としては使いたい。そんなわけで、日本の外相はせっせとアメリカに飛んでは、「安保対象」発言をアメリカの政府高官に繰り返させる。そして「安保対象」発言があるたびに、くどいほどメディアが同じニュースを流す。中国も第3次世界大戦を引き起こしてまで、尖閣を手に入れたいわけでも、その準備があるわけでもない。

 愛国心と奇妙な国境意識が、また戦争の火種をつくる。結局、おかしなプライドの応酬で傷つくのは自分たちだというのに。『国境』線上の権利についてもっと違った枠組みがそれぞれの国家に必要なのだろう。そもそも「日本人」「韓国人」「中国人」などという枠組みは近代国家が作り上げた虚像で、教科書は何千年も前から歴史を共有してきたような書き方をするが、それも単なる洗脳だ。本来個人の生活に何の関係もない領土問題で、暇な人間が自分のプライドを守るために行なうデモなど、守るべき国境などない私にとって、あまりにも馬鹿馬鹿しい。

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