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エイキン氏の「まっとうなレイプ」発言の裏側

 何日か経って今更な話題になるが、共和党保守派のTodd Akin下院議員(ミズーリ州)の「まっとうなレイプでは妊娠しない」発言について考えてみたい。この記事をはじめて読んだとき、果たしてこの発言は科学的な根拠があるのだろうかと、不思議に思った。

 AFP通信は次のように報道している。
KTVIテレビのインタビュー番組に出演した際、レイプによる妊娠も含めて中絶に全面的に反対だとの考えを語るにあたって「まっとうなレイプ」に対しては女性の体が生物学的な反応を示すため、暴行された女性が妊娠することはほとんどないと主張した。

 なにも知らない一般人にとっては、なんとなくありえそうな話に思える。1980年代、もっと最近ではDr. John C. Willkeが1999年のエッセイの中で、「レイプによる妊娠は極めて稀」と書いている。ところが、最近の研究では慢性的なストレスで妊娠率が下がる事はあっても、突発的なストレスは妊娠率に影響を与えないというのが主流のようだ。実に米国では、毎年約32000人がレイプにより妊娠したとされ、これはレイプ被害の約5%にあたるという。

 次に、この「まっとうなレイプ」というのは、英語でどんな単語を使っていたのだろうか、という疑問が自然と湧くわけだが、彼は“a legitimate rape”という言葉を使用している。Legitimateという形容詞は、そのまま和訳すれば、「適法の、正当な、無理のない」となる。それぞれ通信社によって、異なった表現を用いていて、共同通信は「真のレイプ」、時事通信では「本物のレイプ」となっている。いずれにせよ、不愉快な響きであるのに変わりはない。「まっとうでないレイプ」とは一体なんだ?となるのは目に見えている。a legitimate rapeという表現に反発した人もいれば、「レイプで妊娠しない」の科学的根拠に疑いをかけた人も様々だろうが、「レイプ」や「妊娠」のようなあまりにもセンシティブな話題をする際は、最大限の注意を払わないばいけない。

 レイプというのは、女性蔑視の極みであって最悪の人権侵害だ。以前、クリステン・スチュワートがマスコミに追い掛け回される日常を「レイプされているようだ」と表現してバッシングを受けていたのを思い出す。もっと最近では、カナダの警察官が「性被害にあわないために、売春婦のような(肌を露出した)服をやめるべきだ」と発言して、大批判を受けていた。「どんな服を着ようと女性は守られるべき」というのが反発の理由だったように記憶しているが、どうもこれは論点がおかしい。レイプ被害にあった女性が、売春婦のような格好をしていたからだ、と責められる二次被害はあまりにも残酷だが、被害にあわないための対策を各女性が果たすべきのは当然だろうと思う。

 いずれにせよ、あまりにもきわどい話題で、男性ならできれば関わりたくない論争ではある。

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