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コラム 3月2日付

『ウェルカム』

“Welcome(ようこそ)”という言葉が好きだ。見知らぬ外国の地に降り立った日に、飛行場に掲げられたこの歓迎の言葉を見るたび、どこかほっとした気持ちになる。旅行好きの私にとって、これはいつも旅はじめの言葉だった。

 しかし実際には、誰でもウェルカムというわけにはいかないのが現実だ。ここアメリカでは年間40万人もの不法移民が本国へ強制送還されている。いわゆる「招かれざる客」といった人々だ。それでも現在、アメリカで働く不法移民は1000万を超えるといわれ、アメリカ経済を支える重要な労働力となっている。

 もとは移民によって作られた国アメリカでも、移民と現地人の間でいざこざは絶えない。伝統文化の保存や治安・宗教の問題など移民の受け入れには常に困難がつきまとう。16歳以前に入国した犯罪歴のない不法移民に、一定の条件を満たせば市民権を与えるとした通称「ドリーム法」も長い審議を経た後、結局否決された。移民問題はEUでも深刻だ。ドイツでは、メルケル首相が「多文化主義は完全に失敗した」と発言して波紋を広げたが、その後、ノルウェーで「反移民・反多文化主義」を動機とするアンネシュ・ブレイビクによる連続テロが起きた。

 日本でも人口減少時代を迎え、新たな労働力と経済活性のため、移民の受け入れが検討されている。しかし、移民に対する日本国民の警戒心はまだ強いようだ。誰でも、自分の隣に文化も言葉も異なる人間が住み着くのを、あまり居心地の良い話とは思わないのだろう。しかし、こうして日系移民としてアメリカにやって来た者としては、移民排他のような異文化に不寛容な動きを少し淋しく思ったりする。



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