戦争と平和 

忙しいのか暇なのかわからないような日々がつづいて、
気をもんでいたこともあって、更新が滞ってしまいました。
久しぶりに更新します。

今日は本の紹介。

最近、前々から気になっていたある本を入手しました。
「Shake Hands With The Devil」という
国連PKO部隊の元司令官 ロメオ・ダレール氏のルワンダでの体験を綴った自伝。
1994年に起きたルワンダ内戦は、
「ホテル・ルワンダ」のおかげか、知らない人は少ないだろうと思う。
わずか100日で80万人以上が虐殺される中、
ルワンダ国内には、国連安保理の決定により、
自衛以外の武力行使を認められていない平和維持軍が
たった300人いるだけだった。

ダレール氏らは被害者救助に奔走するが、
結局、部下を何人も失い、彼自身極度の疲労が重なり、
重度のうつ病に陥って、司令官辞任を余儀なくされる。
カナダ帰国後も、ルワンダを救えなかったという自責の念とPTSDに苦しみ、
薬物自殺を図り、公園のベンチでこん睡状態に陥っているところを発見される。

そんな彼が、立ち直り、ルワンダと向き合うために書いた本である。

残念ながら、日本語訳はまだなく、英語なので
今、ちょっとずつ読んでいる最中です(;^_^ )ゞ

Prefaceにこんなことが書いてあった。

"A Canadian Forces padre asked me how, after all i had seen and experienced,
i could still believe in God.
I answered that i know there is a God
because in Rwanda I shook hands with the devil,
I have smelled him and I have touched him.
I know the devil exists, and therefore I know there is a God.
Peux ce que veux. Allons-y.″

(訳)
カナダ軍牧師は私にこう尋ねた。
これまでの経験を経て、一体どうやって神を信じられるのか、と。
私はこう答えた。
私は神を信じる、何故なら私はルワンダで悪魔と握手したのだから。
私は悪魔の臭いもかいだし、触れもした。
悪魔がいるのだから、神もいる。
Peux ce que veux. Allons-y(なすべきことは何だってできる。行こう。)


もう一冊は、
「Facing the lion(ライオンに立ち向かって)」という本。
この本は日本語なので、すぐ読了しました。
第二次大戦中、ナチに占領されたフランス・アルザスに住む
11歳の少女シモーヌが、クリスチャンとしての信念ゆえに、
ハイル・ヒトラーということや国旗敬礼をしなかったため、
学校を追い出され、非行少女を教育する施設に収容され残忍な扱いを受けた
2年間の経験を綴ったもの。
集団に従属するか、個人の信念・良心を貫くかという
究極の選択を問う優れた本だと思います。

シモーヌの両親も強制収容所を経験しており、
シモーヌ同様、戦後も、心的外傷後ストレスに苦しむことになる。
階段を上ってくる足跡に怯え、
悪夢にうなされたことも記録されていて、
戦争が人の心に及ぼす影響についても考えさせられる。

『甚だしい屈辱を受けた人、自尊心をひどく傷つけられるような窮境を経験し、
品性を損なうような極端な扱いを受けた人でなければ、
どれほどこれが人の奥深い意識に焼印を押して、
深い傷跡を残すことになるかを理解できないだろう。』


読み終わったあと、ある牛飼い老人の言葉が心に残った。
『何事も見方次第さ。
自分がその中にいるときは高く見えたとしても、
上から見下ろせば、あんなに小さいのさ。』

コメント

Stanleyさん、はじめまして。
fuka_shinといいます。

「Shake Hands With The Devil」のご紹介ありがとうございます。
とても興味深く読まさせて頂き、また、とても考えさせられました。
こう言われると、ダレールさんは困ってしまうかもしれませんし、また、過度な負担を強いてしまうかもしれませんが、ダレールさんが、悪魔の臭いをかぎ、触れたにもかかわらず、立ち直り生きつづけ、ルワンダと向き合おうとしているのであれば、彼自身が神なのだと思いました。

と同時に、他人任せにせずに、まずはできることから自分も始めないといけないなと思いました。

初コメントにもかかわらず、堅い話で恐縮です。
今後とも宜しくお願いします。

コメントありがとうございます。
自分にできることから始める、
ぼくもそう思います。
ダレールさんは本当に尊敬できる人だと思います。

fuka_shinさんは、
いろんな所を旅して、写真をとっていらっしゃるんですね!
たびたびブログ見させてもらっています。

今後とも、よろしくお願いします。

Stanleyさん、こんにちは。

> いろんな所を旅して、写真をとっていらっしゃるんですね!

あっ、いえいえ、それ程いろんなところにはいってないのですよ。
行きたいんですけどね(笑)。
国内中心ですし、意外と東京近郊が多いのです。
頑張っても関東近郊ですね。
これからは、何とか時間を作って、もう少し足を伸ばしてみたいと思っています。
むしろ、Stanleyさんの方が、世界が広い感じがしてます。
お住まいは、どこなんだろう?アメリカなのかな???

コメントありがとうございます。

現在は、
fuka_shinさんと同じ東京在住ですよw
ただ、おそらく来年渡米しますが・・・
英語も勉強中です。

一年に一度は海外へ旅行しようとおもっているのですが、
なかなかお金を工面するのが大変ですね^^;

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